和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年09月22日(水)

祖父母が和歌山から応援 五輪空手、清水選手の活躍願う

孫の清水希容選手の写真を持つ悌治さん(右)、貞子さん夫妻
孫の清水希容選手の写真を持つ悌治さん(右)、貞子さん夫妻
 東京五輪の空手女子形でメダル獲得が期待される清水希容選手(27)に、和歌山県紀南地方からエールを送る人がいる。祖父母の悌治さん(78)、貞子さん(76)=白浜町市鹿野=だ。2人は「悔いが残らないように頑張ってほしい」と話し、孫の活躍を願っている。


 清水選手は大阪市で生まれ、今も住んでいる。小学3年生の時に空手を始め、世界選手権で2度優勝したほか、全日本選手権では2013~19年に7連覇している。15年の「紀の国わかやま国体」では、会場となった白浜町立総合体育館で悌治さんらが見守る中、優勝を果たした。

 市鹿野は清水選手の父・一さん(54)の古里。年末年始や盆には家族で地区に滞在する。悌治さんによると、清水選手は「星空がきれい」と地区を気に入っているが、休暇というよりも〝強化合宿〟の印象が強い。川添中学校体育館で練習したり、ランニングに汗を流したりするという。

 貞子さんは「『1日くらい休みよし』と言っても聞かない」と笑いつつ「それくらいじゃないとレベルを維持できないのかも」という。

 いつだったか、本人から「大会で優勝することや五輪に出場することが目的ではなく、空手が好きだから続けている」と聞いたことがある。「とことん、やり尽くしたいということでしょう」と貞子さん。地区を流れる日置川で魚を捕る時、目標の匹数を決め、達成するまでは絶対に帰らなかったという清水選手の子どもの頃を話してくれた。

 五輪の試合は8月5日。悌治さんと貞子さんはテレビで観戦するつもりだ。7月下旬に電話をもらった時は、余計な重圧を掛けないよう「けがをしないよう、リラックスして頑張っておいで」とだけ伝えた。清水選手は「頑張ってくる」と答えたという。

 五輪の舞台は緊張するかもしれないが、悌治さんは「大きな大会はいくつも経験しているし、慣れているだろう。自分の力を出し切ってくれれば、それでいい」という。