和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年09月20日(月)

【詳報】県内最大のクラスターに 和歌山城ホール建設で30人感染

 和歌山県は29日に17人、30日に5人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち17人は、和歌山市が建設している新しい市民会館「和歌山城ホール」の建設工事関係者で、県内最大の30人のクラスター(感染者集団)となった。

 保健所管内別の2日間の新規感染者は和歌山市5人、岩出と橋本が各1人、県外15人。

 「和歌山城ホール」関係で、県が新たに感染を発表したのは10~60代のいずれも男性で、和歌山市在住者が2人、岩出保健所管内在住者が1人、県外在住者が14人。感染者として発表済みで新たに関連が分かった人や、県外で感染者に計上された人を合わせ、29日と30日で計23人がクラスターに追加された。

 県がこの工事関係者をクラスターに認定した後、関係する435人を対象に検査をした。クラスターの拡大を受け、和歌山市は31日から6月6日まで建設工事を一時中止すると発表。再開時は就労者の再検査を実施し、感染対策を徹底するとしている。

 県はこの建設工事に関連し、体調不良や不安がある人は最寄りの保健所まで速やかに連絡するよう呼び掛けている。

■90代女性が死亡

 入院治療中だった和歌山市在住の90代女性が30日に死亡した。同市加太のグループホームの入居者。11日に発症、15日から酸素投与を受けていたが、その後状態が悪化した。死者の累計は44人。5月の1カ月間では過去最多を更新し16人となった。

 県内の変異株感染者は741人。このうち、新たに184人が英国型と判明したと国立感染症研究所から連絡があり、県内の英国型変異株の感染者は241人となった。残り500人分のうち、38人分は判別不能で、462人分は研究所に型の解析を依頼中となっている。

■入院者100人下回る 2カ月ぶり

 30日現在の入院者は95人で、100人を下回ったのは3月31日以来60日ぶり。4月25日には、過去最多の385人が入院していた。