和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年06月24日(木)

【詳報】連休3日間で60人の感染確認 和歌山市でクラスターも

 和歌山県は3日に15人、4日に22人、5日に23人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。和歌山市の会社では4日までに従業員6人の感染が判明したとして、53件目のクラスター(感染者集団)に認定した。

 3日間に発表された保健所管内別の感染者数は、和歌山市25人、御坊10人、田辺と岩出が各6人、橋本3人、湯浅と海南が各2人、県外が6人だった。

 和歌山市の「東洋技研コンサルタント和歌山事務所」では、40~70代の従業員男性3人(県外1人を含む)の感染が判明。発表済みの従業員を合わせ6人のクラスターとなった。

 このほか、クラスターに認定されている2件で感染者数が増えた。和歌山市の個人宅で開かれた親族らによる食事会では、新たに未就学の女児2人の感染が判明。これで参加者9人全員の感染が確認された。

 御坊市の飲食店では、来店した御坊管内在住の10歳未満~40代の男女6人の感染が新たに分かり、クラスターは11人となった。

 田辺管内では、30代パート職員女性が、すでに感染が発表されている友人と、発症前に食事をした。70代女性は感染者の近所に住み、20代会社員男性と60代女性はそれぞれ、感染者の別居家族。60代自営業男性は発症前に知人と飲食した。50代自営業女性は、接客を伴う業務のため、客から感染した可能性があるという。

 感染者の累計は2281人で、このうち新たに20人が変異株によるものと判明。変異株感染者は479人になった。入院者は293人で、確保している病床440床に占める割合は66・6%となっている。

 一方、3日には4人の死亡を発表した。いずれも紀北在住者で1日の発表人数としては最多。県内の死亡者は33人となった。

■6割以上が変異株 4月以降の死亡者

 県福祉保健部の野尻孝子技監は4日、4月以降に亡くなった15人のうち、10人は変異株、5人は従来株の感染者だったことを明らかにした。

 4月の死亡者は10日まではなかったが、11日以降に10人を確認し、これまで最多だった1月の7人を上回った。5月もすでに5人確認している。亡くなったのは70代4人、80代5人、90代が6人と全員が70代以上。

 死亡者の増加と変異株の関連について「感染者の急増は変異株によるものが大きい。また、変異株はウイルスが増殖しやすいので、お年寄りなど抵抗力が弱い人への影響はあると思う」と話した。