和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年05月09日(日)

【詳報】2日間で62人感染 和歌山県、給食センターでクラスターも

 和歌山県は28日に26人、29日に36人が、新たに新型コロナウイルスに感染したと発表。田辺市立城山台学校給食センターを含む3件をクラスター(感染者集団)に認定した。県内のクラスターはこれで49件となった。

 2日間の新規感染者は、保健所管内別では和歌山市39人、田辺と橋本が各6人、岩出4人、海南3人、県外4人。

 クラスターになった給食センターでは、今回発表された40代パート職員女性を含め、職員5人の感染が確認された。センターは市内の小中学校や幼稚園、保育所に給食を提供しているが、5月7日まで休止する。センター職員65人のうち、陽性者以外の60人は陰性を確認したが、念のために後日、全員を再検査するという。

 和歌山市在住の女性宅で24日にあった食事会もクラスターとなった。参加した親族ら9人のうち、今回発表された田辺保健所管内在住の60代アルバイト男性を含む7人(うち1人は県外在住)の感染が分かった。

 和歌山市東仲間町1丁目の「タイ料理タサニー」では、29日までに、従業員2人と来店客3人の計5人の感染が確認された。県は16~20日の来店客に対し、速やかに最寄りの保健所に連絡するよう呼び掛けている。

 すでにクラスターに認定されている岩出市のサービス付き高齢者向け住宅では感染者が1人増えて16人、和歌山市のグループホームでは2人増えて13人、同市の病院でも1人増えて8人となった。

 ほかに田辺管内で感染が分かった70代無職女性は8日から、同管内のイベント会場にほぼ毎日訪れており、県が関連を調べている。20代会社員女性は兵庫県の実家に帰省しており、実家の家族2人の陽性も分かった。10代会社員男性は感染者の同居家族。50代アルバイト女性は同僚の接触者で重症という。

 また、県警本部科学捜査研究所の20代職員男性の感染も分かった。5~23日に千葉県であった研修に参加。参加者に陽性者が出たことから検査した。

 29日時点の入院者は327人、病床使用率は77・9%。いずれも25日をピークに減少傾向にある。感染者の累計は2138人で、このうち新たに37人が変異株によるものと判明。変異株感染者は422人になった。

■男性2人が死亡 田辺管内と和歌山市

 一方、この2日間に入院中の男性2人の死亡が確認された。4月の死亡者は9人となり、月間の過去最多を更新した。これまでの累計は27人。

 田辺保健所管内在住の90代男性は、クラスターになっている田辺市の医療機関の入院患者。陽性判明後も同じ医療機関で入院を継続。その後悪化し、27日に亡くなった。和歌山市在住の80代自営業男性は3月27日に陽性となり、その後悪化、4月28日に死亡した。2人とも基礎疾患があった。