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2021年10月23日(土)

血圧下げる効果あります 梅エキス初の機能性表示

中野BCが新開発した梅エキス「うめ効果」
中野BCが新開発した梅エキス「うめ効果」
 和歌山県海南市の酒造会社「中野BC」は、新開発の梅エキスを発売した。肥満気味の人の血圧を下げる効果があることが分かり、機能性表示食品として初の商品化。今後、ゼリーやドリンクなどでの加工品開発も目指す。

 梅エキスは、梅果汁をじっくり煮詰めて成分を凝縮した食品で、疲労回復などに効果があるとされるクエン酸を多く含むのが特徴。

 梅に含むクエン酸の量は、果実の収穫時期によって異なるため、各時期のものをブレンドし、クエン酸を一定量含む梅エキスを作り、2016年から北海道情報大学(北海道江別市)と共同で臨床試験を続けた。その結果、肥満気味で血圧が高めの人の拡張期血圧(下の血圧)を下げる効果があることを確認。同時に、血圧上昇の原因である毛細血管の詰まり(血小板凝集)を抑制する働きがあることも解明した。

 この研究結果から、梅エキスとしては初めて消費者庁から機能性表示食品に認められ、一定量のクエン酸を含む梅エキスを「うめ効果」の商品名で売り出した。90グラム入りで、税別3600円。

 中野BC広報によると、現在販売されている血圧関連の機能性表示食品の主流は、血管を広げることで血圧の上昇を抑えるのに対し、今回の商品は血流の流動性を高めて毛細血管の流れを良くするのが特長だという。県産の南高梅だけを使っており、「日本一の梅の産地だからこそできる」としている。