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2021年05月06日(木)

交通事故死、過去最少18人 和歌山県、事件事故が19年連続減

 和歌山県警は、2020年中に県内であった人身交通事故の発生状況と刑法犯の認知件数をまとめた。事故は1585件(前年比274件減)、刑法犯は暫定値で3899件(同464件減)。いずれも02年から19年連続で減少した。

 県警によると、交通事故の死者は18人(同15人減)で、前年より半数近く減少。統計を取り始めた1954年以降最少を記録した。死者18人のうち10人は65歳以上の高齢者だった。けが人は1851人(同357人減)。

 事故の類型では、「追突」が494件(同67件減)と最多。次いで「出合い頭」が380件(同69件減)、「右左折時」が208件(同29件減)だった。死亡事故は「車両単独」が8件と最も多く、うち4件は自転車で用水路や川などに転落した事故だった。

 飲酒運転を伴う人身事故は22件(同6件減)あったが、死亡事故は11年ぶりにゼロとなった。

 刑法犯の認知件数は、「万引」が前年と同数の629件と最多。「自転車盗」522件(同307件減)、「器物損壊」430件(同43件減)が続いた。

 20年中に主に増加したのは、キャッシュカードや通帳などを使って現金を盗む「払出盗」37件(同32件増)。このほか、「忍込み」41件(同17件増)、「すり」15件(同13件増)だった。一方で、「自転車盗」や「オートバイ盗」66件(同89件減)などは前年より大きく減少した。

 検挙件数は2133件(同571件減)だった。

■ 特殊詐欺被害額7千万円増

 県警によると、2020年中にあった特殊詐欺被害の認知件数は32件で、前年より13件減少した。ただ、架空請求詐欺で約6600万円をだまし取られるなど1件当たりの被害が多額となるケースが相次いだ。被害額は約1億5800万円に上り、前年より約7100万円増加した。

 手口ごとにみると、最も多かったのは「架空料金請求詐欺」で、前年と同数の15件あった。警察官などを装いキャッシュカードや通帳をだまし取る「預貯金詐欺」や、キャッシュカードを別のカードにすり替えて盗み取る「キャッシュカード詐欺盗」なども相次いだ。