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熊野古道の情報を地図入力 串本町でイベント

 昨年10月に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録された、和歌山県串本町の熊野古道大辺路4カ所のうちの一つ「飛渡谷道」(串本町田並)やその周辺を歩き、集めた情報をウェブ上の地図「オープンストリートマップ」(OSM)に登録するイベントが3日、開かれた。28人が参加し、現地で調査した内容を、専門家の助言を受けながらOSMに入力した。

 OSMは、自由に使えて編集もできる世界地図を作るための共同プロジェクト。この日のイベントは、世界遺産に追加登録されたものの、行き方などがあまり知られていない熊野古道について、歩く上で必要な観光情報のほか、防災や地域のさまざまな情報を集め、OSMに登録して発信するのが狙い。地元の人が集まって地域の地図を充実させる活動「マッピングパーティー」として、串本町観光協会、古座観光協会、県内のITエンジニアのコミュニティー「Wacker(ワッカー)」が初めて企画した。

 参加者は、古座観光協会事務局員で熊野古道大辺路刈り開き隊副代表の神保圭志さんから、田並公民館で熊野古道について説明を受けた後、飛渡谷道やその周辺に向かった。世界遺産の案内板や石畳、田並と有田の境界標柱、地蔵、潮岬の見える展望所などについてメモを取るなどしながら歩き、有田方面に出た。

 公民館に戻ると、ワッカーのメンバー、谷口洋平さん(京都市)がOSMの編集方法について説明。要素として、最小の編集単位で店や看板などいろいろな物を表現するポイント(点)、道などアクセス経路を表現するライン(線)、森や駐車場など土地の利用状況を表現するエリア(範囲)があることや、それらに属するタグというデータ項目に情報を入力する仕方などについて教えた。参加者は持参したパソコンなどを使い、実際に入力した。


【飛渡谷道を歩き情報を集める参加者(串本町田並で)】

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