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熊野古道で道普請 三菱UFJ社員

 金融大手「三菱UFJフィナンシャル・グループ」の社員56人が27日、和歌山県田辺市本宮町伏拝にある伏拝王子近くで、熊野古道を修繕する「道普請」をした。参詣者が歩きやすいようにと、汗だくになって重たい土のうを運んだ。

 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の保全と活用を図る「10万人の参詣道環境保全活動」の一環。同グループの三菱東京UFJ銀行が2011年から始め、15年からグループ全体に広げ、毎年、東京、名古屋、大阪から社員が集まっている。今年は三菱東京UFJ銀行田辺支店から初めて、社員11人が加わった。

 本宮町本宮にある世界遺産センターで世界遺産や熊野古道に関する講義を受けた後、伏拝王子に近い式水茶屋跡まで移動。センター職員の指導で広場に積んだ約3トンの土を袋に分けて入れ、リレーで500メートル離れた場所まで運び、古道に敷いた。道具を使って、ならしたり押し固めたりもした。1時間かけて約15メートルにわたって古道を修繕した。

 横浜市出身で愛知県の半田支社に勤務する角張太一さん(43)は「ボランティアは東日本大震災の被災地以来5年ぶり。最初は簡単と思ったが、大変な作業だった。その分、達成感があった」。大阪府高槻市出身で田辺支店の支店長、水久保浩司さん(48)も初めて参加し「このような大変な作業を昔の人たちも続けてやっていたかと思うとすごい。良い経験になった」と話していた。


【土を運んで古道に敷く三菱UFJフィナンシャルグループの社員たち(和歌山県田辺市本宮町伏拝で)】

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