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社殿修復の完了祝う 熊野古道の継桜王子

 和歌山県田辺市中辺路町野中、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている熊野古道中辺路「継桜王子跡」で3日、保存修理工事に取り組んでいた社殿の完成記念式典が開かれた。地域住民ら約200人が参加して完成を祝った。

 社殿は18世紀後期に建てられたとされる。老朽化が進んでいたことから、市が2014年度と16年度、社殿の補修、彩色の剥落止めや復元などに取り組んだ。事業費は1753万9008円(国が50%、地元が10%、県が5%を負担)という。

 記念式典では、地元の実行委員会を代表して近野振興会の久保智彦会長(74)が経過を報告し「立派に完成した。これからも末永く保存されることを願いたい」とあいさつ。真砂充敏市長も「南方熊楠翁がここの『野中の一方杉』を中心とする神社の森を守った。今年は生誕150周年であり感慨深い」と述べた。

 完成を祝って県指定無形民俗文化財「野中の獅子舞」の奉納や餅まきなどがあった。


【継桜王子の社殿保存修理工事の完成を祝って奉納された野中の獅子舞(和歌山県田辺市中辺路町野中で)】

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