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上富田で「パオ」発足 県内初の女子7人制ラグビーチーム

 県内初の女子ラグビーチームが上富田町で発足した。メンバーは地元の小学生から一般の13人で、女子7人制ラグビーの国体出場を目指して練習に励む。チーム名は太平洋にちなんだ「パシフィックオーシャンズ7(セブン)」で、愛称は「パオ」。全国でも遅れている県内の女子ラグビーの普及や発展を目指す。

 女子7人制ラグビーは、いずれも2016年に開かれたリオデジャネイロ五輪と岩手国体で正式種目になった。各都道府県では女子ラグビーの競技人口が増えているが、県内では女子選手の発掘や普及が進んでいない。小中学生の時には少年団やアカデミーで男子と一緒にラグビーをした女子も、高校以降は途絶えてしまうことが課題だった。

 「パオ」は、田辺・西牟婁のラグビー指導者らがメンバーを募った。県ラグビーフットボール協会の理事で、男子7人制ラグビー国体県代表選手の瀧本拓哉さん(31)=上富田町職員=が代表を務める。

 26日に上富田町内で発足式があり、12〜29歳の女子選手が集まった。瀧本代表は「今日を境に県内の女子ラグビーの普及や発展につなげたい」とあいさつした。

 選手を代表して、主将で小学校教員の岡崎愛さん(29)=上富田町=が「和歌山県で初の女子ラグビーチームの立ち上げに携わることができてとても光栄。支援してくださる皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、協力しながら頑張っていきたい」と述べた。

■国体出場目指す

 メンバーは、8月にある国体近畿ブロック予選に県代表として出場し、勝利を目指す。将来的には国体本戦出場も目指す。地元の企業や法人がスポンサーとして、備品の提供やユニホーム作成などで支援する。上富田スポーツセンターで火曜と金曜の夜にある通常練習などで技術を磨き、春からは試合も入れる。白浜町の白良浜で開かれているビーチラグビー大会にも出場する。

 白浜町に住む消防署員の川口和奏さん(20)は、小中学生の時は地元の「梅干しジュニアクラブ」や「シーカラグビーアカデミー」でラグビーを経験し、高校は陸上競技部だった。「試合の経験はあまりないけど、とりあえず楽しくラグビーができたらいい」と笑顔で話した。

 上富田町出身で、女子ラグビー部がある島根県の石見智翠館高校3年生の宮田若菜さん(18)は、大学に進学してラグビーを続けながらパオにも参加し、和歌山県代表で国体出場を目指すという。「地元でラグビーができることが楽しみ。県内に女子ラグビーが広まってほしい」と目を輝かせた。


写真【和歌山県内初の女子ラグビーチーム「パシフィックオーシャンズ7」(パオ)のメンバー】

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