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唯一のバースデー賞に井澗さん リバーサイドマラソン・ハーフ 

 上富田町岩田、自営業井澗和良さんは、11日に開かれる第28回南紀日置川リバーサイドマラソン(大会実行委員会主催、紀伊民報など後援)で唯一、大会当日が誕生日の人に贈られる「バースデー賞」の受賞者になる。64歳になる井澗さんは「還暦を過ぎると誕生日も特にうれしくないが、運営に携わる地元の皆さんには感謝して走りたい」と話している。

 大会恒例のユニークな表彰の一つ。実行委事務局によると、第28回大会には5部門で計965人が参加を申し込んでいる。井澗さんはハーフマラソンを走る。

 井澗さんは、ほぼ毎回、大会に参加しており、バースデー賞は今回が3回目の受賞。「平らなコースで走りやすいし、アットホームな雰囲気がある」という。

 陸上競技との出合いは30年ほど前。同世代の子を持つ保護者で上富田町に「アスレチッククラブ」をつくり、走るようになった。学生時代は運動クラブに所属したこともなかったが「走ってみると体の調子が良く、気分が爽快で、はまってしまった」。ただ、参加する大会では記録は気にせず、完走することを大切にしている。実際、大会では「腕時計は着けない」と笑う。

 井澗さんを含め、そのアスレチッククラブの会員らは、いまや県内屈指の大会に成長した「紀州口熊野マラソン」の開催に尽力した人たちと重なる。リバーサイドマラソンの方が数年早く始まっていたこともあり、運営のノウハウを事務局へ聞きに行ったこともあったという。

 11日の本番を前に、井澗さんは「マラソンは楽しんでなんぼ、だと思っている。(ある地点で一定の時間を過ぎると封鎖される)関門に引っかからないように走りきりたい」と話している。



 参加を申し込んだ965人の内訳は、ハーフ296人▽5キロ187人▽3キロ114人▽ファミリー(2キロ)90組183人▽バンビ(1キロ)91組185人―。うち県外は7都府県の65人。一方、田辺・西牟婁からは545人いる。

■「健康賞」や「遠来賞」も

 リバーサイドマラソンでは「バースデー賞」のほか、70歳以上に贈る「健康賞」や、近畿2府4県と三重県を除く都道府県からの参加者が対象の「遠来賞」がある。

 大会の立ち上げから携わる実行委運営部長の田所光洋さん(64)=白浜町大古=によると、こうした賞を設けたのは、イベント型マラソン大会を目指したことが理由。できるだけ多くの人を表彰しようという狙いがあるという。「バースデー賞は受賞者が4、5人出る年もある。(井澗さんのように)複数回、受ける人が出てくると、大会がそれだけ続いたんだなと感じる」と話す。

 実行委事務局によると、28回大会では、健康賞は男性11人と女性2人、遠来賞は東京都、神奈川県の計4人。

 最高齢は白浜町日置の田守葉子さん(90)で、5キロを走る予定。田守さんは「何とか40分以内にゴールしたい」と意気込んでいる。


写真【第28回大会で唯一「バースデー賞」を受ける井澗和良さん(和歌山県上富田町で)】

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