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バレーがしたい中学男子の受け皿に みなべ町のクラブチーム活動

 和歌山県みなべ町内で、男子バレーボールの中学生クラブチーム「レッズバレーボールクラブ(VC)」が活動している。地元の中学校に男子バレーボール部がないため2016年4月にできた。今月には発足1年目で初めて男子の大会に出場する。

 少子化などの影響で、県内の中学校で男子バレーボール部が減っている。みなべ町の中学校には男子バレーボール部がなく、地元の少年団でバレーボールをしていた児童や中学校に入ってからバレーを始めたい子どもらの受け皿になるよう保護者らが働き掛け、レッズVCができた。町内には「南部バレーボールスポーツ少年団」の男子チームがあり、16年には設立2年目で全国大会へ出場した。

 16年春に定年退職したみなべ町上南部中学校の前校長、野上有三さん(60)=みなべ町芝=がレッズVCの監督に就いた。野上監督は教員時代、御坊・日高地方の中学校で女子バレーボール部を指導していた。

 チームには、上南部中6人、南部中2人、田辺中(田辺市)1人の計9人が入部。上南部中の2年生が1人で、あとの8人は1年生。原則として上南部中体育館で毎週火曜と金曜の午後7時〜9時半に練習している。

 メンバーはいずれも、中学校で卓球部や野球部、バスケットボール部などに所属。それでも「バレーがしたい」と夜は練習に通う。学校のクラブがない日には、県内にある中学校男子バレーボール部と練習試合をすることもあるが、試合数は少なく、大会に参加したことがなかった。

 そこで野上監督が地元で大会を企画した。みなべ町内では、地域の有志でつくる実行委員会が毎年町内の小中学校と高校で「梅の里中学校女子バレーボール大会」を開いている。野上監督は大会の立ち上げから運営に関わっており、28、29日にある27回目の大会で初めて男子の部を設け、教員時代に知り合ったバレー指導者らに呼び掛けて県内外からチームを集めた。

 男子の部に参加するのはレッズVCのほか、白浜中・富田中の合同チーム(白浜町)、明和中(和歌山市)、高積中(同)、大成中(日高川町)、堺ブレイザーズジュニア(堺市)、光野中(石川県)、清和台中(兵庫県)。光野中男子バレーボール部は15年に全国優勝した。28日に高城中体育館(みなべ町滝)で予選リーグや決勝トーナメントをする。

 VCレッズ主将の清水葵士君(13)=上南部中1年=は「もっと試合がしたいので、地元で男子チームが増えてほしい。大会ではまず1勝を目指したい」、野上監督は「試合によって成長するチームをつくり、高校につなげたい。強いチームより、すごいと言われるような熱いチームを目指す」と話している。

 レッズVCは男子中学生のメンバーを募集している。問い合わせは、事務局のみなべ町教育委員会(0739・74・3134)へ。


【男子バレーボールの中学生クラブチーム「レッズバレーボールクラブ」】

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