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廃校舎でキイジョウロウ栽培 地域活性化へ地元住民

 和歌山県みなべ町清川の清川中学校跡で、地元住民が絶滅危惧種のキイジョウロウホトトギスの栽培を始めた。キイジョウロウホトトギスの保全や地域活性化が目的で、将来的には商品化することも視野に入れている。

 キイジョウロウホトトギスはユリ科の多年草。紀伊半島の固有種で、県のレッドデータブックでは、絶滅の危機が増大しているとして絶滅危惧2類に分類されている。

 清川地区では以前から、住民が清川天宝神社や妙見宮など地区内で植栽するなどしている。さらなる保全継承を目指し、みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会の補助金も活用し、栽培することにした。

 活動の中心となるのは、キイジョウロウホトトギスの会(勝股優会長)。廃校舎活用を図る町地域おこし協力隊の青木友宏さん(27)や、青木さんと共に校舎を活用して活動するグループ「みゆきコーポレーション」など、地元住民が参加する。

 保全継承のためには、ボランティアの活動から収益事業にステップアップできればと考えており、商品栽培化を目標にしている。清川中跡では、記録を取りながら試験的な栽培事業をする。小中高校と共同作業をするなど地域学習にもなればと期待している。

 苗千株を日高川町の「バイオセンター中津」で購入し、14日は栽培拠点としている清川中跡で、山の土や腐葉土を混ぜたコンテナへ植え付ける作業をした。


写真【キイジョウロウホトトギスの苗をコンテナに植える関係者(14日、和歌山県みなべ町清川で)】

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