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文化施設に批判や見直しの声 新宮市の地元説明会

 和歌山県新宮市は11日、2020年度末の完成を目指している「文化複合施設」の地元説明会を開き、市民約150人が参加した。施設の早期完成を求める声が出た一方で、図書館を最上階に計画していることなどを批判して現計画の見直しを求める意見も相次いだ。

 市は4日に開いた市議会の臨時会に施設の建設費を盛り込んだ補正予算案を提案したが、深夜まで審議しても終わらず5日に延長。さらに「市民への説明が不十分」として再び会期を延長し、説明会を開いた上で議会を開くことにした。

 説明会は建設予定地の隣にある丹鶴体育館(新宮市下本町2丁目)であり、田岡実千年市長ら市幹部が出席した。地元の3町内会を対象としたが、現計画の見直しを求める市民らも大勢参加した。

 当局がまず、中心市街地の再生を目指して、4階建ての1棟を造るという現計画を紹介。図書館を最上階とした理由について建設予定地の東側で見つかった貴重な遺構を保存するために建設地が限られていること、総事業費は62億4300万円で、国や県の支援を受けるなどして実質的な市の負担は16億2200万円と見込んでいることなどを説明した。

 これに対し、参加者からは「旧市民会館が閉館して3年。一日でも早くできることを望んでいる」など早期建設を求める声があったが、最上階に図書館を設けることについて「小さい子どもや高齢者、障害者に寄り添った視点で考えられたのか」などと批判や見直しを求める声が相次いだ。


写真【多くの市民が参加した文化複合施設の説明会(11日、和歌山県新宮市で)】

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