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地域の課題をビジネスに 田辺市未来塾、3期生がプラン

 和歌山県田辺市と富山大学による若手経営者らの人材育成事業「たなべ未来創造塾」の修了式が9日、田辺市東陽の市文化交流センター「たなべる」であり、3期生11人が、地域課題と企業課題を同時に解決するビジネス案を発表した。

 3期は昨年7月に開講し、全13回の講義で地域の課題や資源、自社の強みの生かし方を学んだ。この日は11人が順に1人3分で発表した後、ビジネス案をまとめたポスターの前で金融機関や他企業と質疑応答や商談をした。

 ビジネスホテルの取締役、濱口純さん(38)は、客の少ない土日曜の稼働率を上げるため、県内で増加しているサイクリスト(サイクリング愛好者)に着目。休憩ポイントとして利用してもらうことで、通過点となっている市街地にサイクリストを呼び込む仕組みを発表した。

 他業者との差別化が難しい卸売業者に勤務する森川真帆さん(33)は、和歌山県産の果物や野菜が入ったアイスクリームの加工、販売を企画。独自商品で差別化を図り、地域の生産者の思いを消費者につなぐ案を示した。

 梅農家の小向秀樹さん(27)は日本一の梅産地で、耕作放棄地が広がっている現状を紹介。耕作放棄地で農業体験を企画して新規就農者を発掘したり、転貸して新規作物の栽培につなげたりして「次世代に続く農業価値を生み出したい」と力を込めた。


写真【ポスターの前でビジネスプランの説明をする塾生(9日、和歌山県田辺市東陽で)】

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