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水門祭にぎわう 串本町大島

 和歌山県串本町大島にある水門(みなと)神社の例祭「水門祭」(県無形民俗文化財)が8、9の両日に営まれた。地元の青年らによる櫂伝馬競漕(かいてんまきょうそう)や高校生が弓を放つ「お的の儀」、役者らが舞台を回る「つるの儀」など歴史絵巻を住民総出で繰り広げ、多くの見物人でにぎわった。

 豊漁や商売繁盛などを祈願する祭り。主祭神の誉田別命(ほむだわけのみこと)=応神天皇=が大島近くの通夜島に立ち寄った際、島民が船で出迎えたという由来に基づいている。以前は宵宮が10日、本宮が11日だったが、祭り関係者が参加しやすく、観光客も訪れやすいようにと、2015年から2月の第2土曜に本宮が営まれている。

 本宮は、午前9時半からの「御前の儀」で始まり、続いての「お的の儀」では滝本虎之介君(18)と稲田駿也君(17)が多くの人が見守る中、的を狙って6本ずつの矢を放った。

 神前に氏子らを招いてお神酒や料理を振る舞う「大座の儀」の後、正午からは神官、弓頭などの行列がご神体を大島港まで運ぶ「神幸の儀」、ご神体を当船に載せてお旅所の苗我島へ行き神事を営む「渡御の儀」、「鳳(おおとり)」「隼(はやぶさ)」の2隻の船にそれぞれ若者16人が乗り込み、大島―串本間を往復して勝敗を競う「櫂伝馬競漕」などがあった。


写真【小雨の中で営まれたお的の儀(9日、和歌山県串本町大島で)】

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