AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

梅干し盗難相次ぎ対策会議 みなべや田辺の加工業者ら

 梅の産地である和歌山県のみなべ町や田辺市で梅干しの窃盗事件が相次いだのを受けて、地元の加工業者らが被害防止の会議を重ねている。田辺署の捜査により、盗まれた梅干しは生産者ラベルを貼り替えられ転売されていたことが判明。盗品の流通や窃盗を防ぐ対策を協議している。

 盗難防止に向けた会議は、田辺市やみなべ町などの市町や加工業者、梅干協同組合、JAといった梅産業の関係者でつくる「紀州梅の会」(会長・真砂充敏田辺市長)が中心となっている。同会梅干部会の濱田洋部会長(66)によると、南高梅のブランドを守るため、関係者が集まって昨年12月ごろから開いている。

 田辺署は昨年9月〜11月、みなべ町や田辺市の梅農家の倉庫から梅干し入りのたるを盗んだ疑いで御坊市に住む無職の男(37)=窃盗罪などで起訴=らを逮捕。また今年1月には梅畑で梅の実を盗んだ容疑者2人も逮捕している。

 同署の調べによると、梅干しのたるを盗んだ男はたるに貼ってあった生産者ラベルを貼り替えたり、知人の名前を書いたりして偽造。盗んだ梅干しを仲買人らに転売した。会議には当初、署員も参加して事件の概要や手口について説明し、対策の必要性を提言した。

 会議では対策として、防犯カメラや防犯灯を設置するほか、生産者ラベルにバーコードを加える方法や従来のラベルに加えて、梅干しを包むビニールに生産者を示すスタンプを押す案などが出た。


更新)