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絶滅危惧のサンショウウオ 紀南で相次ぎ見つかる

 絶滅が心配されているコガタブチサンショウウオが、和歌山県紀南地方の山中で相次いで見つかった。専門家によると、この時季は産卵を前にした個体が、伏流水近くにあるがれ場などでまれに見つかるという。

 このサンショウウオは全長10センチ前後で、背面は褐色の地に白っぽい斑紋がある。産卵方法が変わっており、県内では春先から、伏流水中の石の下や隙間に産卵する。ふ化した幼生は伏流水の中で生活し、数カ月後に変態して上陸するといわれている。環境省のレッドリストと県のレッドデータブックで準絶滅危惧に分類されている。

 すさみ町では歩道を修繕していた団体のメンバーが、石の下からはい出してきた1匹を発見。白浜町では生物調査をしていた県立自然博物館の学芸員が2匹見つけた。

 学芸員によると、生態について分かっていないことが多く、県内で幼生は確認されていないという。


写真【和歌山県すさみ町で見つかったコガタブチサンショウウオ】

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