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風疹ワクチンの接種無料に 助成利用が大幅増

 和歌山県田辺市で、妊娠希望の女性や妊婦の夫を対象にした「風疹ワクチン接種緊急助成事業」への申請が例年を上回るペースで増えている。全国的に風疹の流行が広がっていることが背景にあり、市健康増進課は積極的に予防接種を受けるよう呼び掛けている。

 風疹は、せきやくしゃみで飛沫(ひまつ)感染し、発熱や発疹の症状がある。妊婦が感染すると、赤ちゃんが目や耳、心臓などに障害のある「先天性風疹症候群」になる恐れがある。

 昨年は、全国的に大流行した2013年以来の勢いで流行が拡大。12月30日時点で、全国の患者数は2917人(暫定値)となっている。県内の患者数は9人、田辺保健所管内は1人。

 ワクチン接種の緊急助成事業は、県内でも感染が拡大した13年5月から開始した。接種費用を県と市町村が助成し、原則無料で接種することができる。対象は19歳以上50歳未満で妊娠を希望している女性と、妊婦の夫。妊娠中は受けられないため、女性は妊娠の2カ月前までに済ませなければならない。

 同市では13〜17年度の5年間に計1168人が接種。13年度が380人と最多で、16年度も234人が受けたが、それ以外は年間200人に満たなかった。本年度は12月末までに295人(概数)と例年を大きく上回るペースで、すでに13年度に次ぐ接種者数となっている。


写真【風疹ワクチン助成事業 接種者数(田辺市)】

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