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テーブルサンゴの一種全滅 天神崎、昨冬の低海水温が影響

 和歌山県田辺市の天神崎の自然を大切にする会(野口健三代表理事)は、昨冬の低海水温を受けて、天神崎の海域に生息するサンゴの調査を始めた。このほど実施した第1回調査では、テーブルサンゴのミドリイシ類が全滅していた。同会は今後も継続調査していくという。

 調査は西島近くのもともとサンゴが多かった海域で実施した。シュノーケリングで長さ30メートル、幅20メートルの範囲を泳いで記録した。キクメイシやオオスリバチサンゴは比較的生き残っていたが、ミドリイシ類を含めた被覆度は1%以下だった。

 近くの海域に生き残りがいると再生産も早いが、ほぼ全滅状態であるため、すさみ町以南から卵(バンドル)が流れてくるのを期待するしかないという。

 野口代表理事は「これも自然の営みの一つ。これからの再生過程を見るため、調査を10年、20年と続けていきたい」と話している。


写真【昨冬の低水温で全滅したミドリイシ類(和歌山県田辺市の天神崎で)】

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