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台風被害の観光名所、年内の復旧目指す 白浜町

 和歌山県白浜町は9日、9月に襲来した台風で大きな被害が出た国の名勝・三段壁と公衆浴場「崎の湯」について、今後の対応策を明らかにした。三段壁は転落防止柵を修理した上で年内にも一部区域を開放し、2019年度で遊歩道などを整備する方針。崎の湯は12月までの営業再開を目指す。

 台風21号による高波で幅20メートル、高さ30メートル、海からの奥行き6メートル(いずれも目測)が崩れた三段壁では、町が10月に地盤を調べた。その結果、奥行き5〜10メートルは新たに崩壊の危険があると分かった。

 19年度は、この区域より内側の延長180メートルで新たな柵を設け、延長100メートルの遊歩道を整える方針。柵は従来の場所から10メートル前後、陸側にできることになる。費用は計約2千万円と見込んでいる。

 吉野熊野国立公園でもあり、町は「環境省との協議も必要になる」と話している。

 台風24号に伴う高波で石積みや配管、電気設備などが壊れた崎の湯については、現状復旧を目指す。必要な費用として700万円を盛り込んだ補正予算案を、12日の町議会臨時会に提出する。

 毎年、二十四節気の一つ「冬至」に合わせてユズ湯のサービスを提供しており、町観光課は「(これに)間に合わせたい」と話している。

 崎の湯は入浴すると視線の先に海が広がる場所にあり、外国人を含む観光客に人気がある。


写真【台風21号の影響で大規模な崩落があった和歌山県白浜町の国指定名勝「三段壁」】

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