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古座川町に森林鉄道あった 高校生が歴史研究で発表

 串本古座高校(和歌山県)のCGS部(地域包括的支援部)鉄道班は3日、古座川町の森林鉄道を研究した成果を同校の文化祭で発表した。木材を運搬した林用軌道(簡易規格の鉄道)の存在は町史でもほとんど触れられていないという。部員たちは「かつて栄えた町の歴史を多くの人に伝えたい」と話した。

 CGS部は、地域の活性化に貢献し、未来を考えることを目的に、郷土史の研究やボランティア活動をしている。

 林用軌道があったのは古座川町の平井と久留美谷地区。鉄道班は昨年11月から調査を始め、軌道敷設に貢献した人物の足跡をたどったり、地元住民に聞き取りしたりした。平井区で保存していた軌道や工場の写真もデジタルデータ化した。

 発表では、そうした写真をスクリーンに映し出しながら、同町の林業と林用軌道の歴史を解説。「平井地区での敷設は明治時代までさかのぼる。紀伊半島だけでなく、日本全体で見ても最初期の建設」と紹介した。

 かつてのトロッコ用の橋が現在はつり橋となっていることや、跡地に石垣が残っていることなども報告した。


写真【スクリーンに写真を映しながら古座川町の森林鉄道について解説する串本古座高校の生徒(和歌山県串本町串本で)】

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