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地域ブランドの畳作りに挑戦 イグサも栽培、白浜

 和歌山県白浜町の井戸畳店が、地元産のイグサを使った地域ブランドの畳作りに挑戦している。農家と協力して始めたイグサ栽培も5期目。11月の苗植えに向け、苗作りを始めている。

 畳市場の規模縮小もあり、国内のイグサ農家は減少している。畳に使うイグサの8割は中国産という。「このままでは、国産のイグサがなくなる」―。そこで、井戸宏和社長(46)は農家の減少で余ったイグサの栽培・加工設備を各地域の畳店が買い上げ、それぞれの地域ブランドを作ることを思い立った。

 トントン拍子とはいかなかった。一般的に畳の表につける畳表(ござ)は、イグサ農家が製造する。畳店は出荷された畳表を購入して畳に仕上げる。

 栽培を担当する白浜町の農業、寺田健治さん(46)は、産地の熊本県に足を運び、栽培・加工技術を学んだ。栽培は耕作放棄地、加工は休眠中だった施設や機器を活用。今年は約70アールで栽培するため、苗作りにはパート6人を雇用している。

 井戸社長は「ようやく地場産イグサを使った畳を販売できるところまで来た。地域ブランドの確立はまだまだこれから。地産地消の畳を広め、地場産業として根付かせたい」と話している。

写真【11月の苗植えに向け、イグサの苗作りをする井戸宏和さん(左)ら=和歌山県白浜町で】

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