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「走り参り」で火の帯 串本町の雷公神社

 和歌山県串本町樫野にある雷公(なるかみ)神社で8、9日、例祭が営まれた。8日の宵宮では火祭り神事「走り参り」があり、長さ約4メートルの竹製たいまつを手にした若者ら31人が暗闇に火の帯を描いた。

 「走り参り」は、1107(嘉承2)年、神社下の「前の浜」に流れ着いた神様を、近くの大竜寺住職と住民らがたいまつを持って迎えに行き、神社に祭ったことに由来すると伝わっている。

 宵宮では、神事や樫野祭典部による獅子舞の奉納が終わった午後9時ごろ、迎え火を持った1人が神社から約1キロ離れた樫野集会所へ向かい、待機していた若者らのたいまつに火を移した。約15分後、たいまつを持った若者らが1列になって「参るぞー」と叫びながら階段を駆け上がって神社に参り、その後「参ったぞー」と叫びながら階段を駆け降り、大竜寺に立ち寄ってから集会所へ帰った。

 20年ほど前から、過疎高齢化で走り参りの担い手が減少。今年も地区住民の他に航空自衛隊串本分屯基地(串本町須江)の隊員16人も参加した。

写真【竹製のたいまつを手に青年らが走る宵宮の「走り参り」(8日、和歌山県串本町樫野で)】

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