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和歌山の柿、今度は豪州へ 米国向けも好評

 和歌山県産の柿が、日本で初めてオーストラリアに輸出されることになった。県とJAグループ和歌山、日本貿易振興機構(ジェトロ)と連携した取り組み。昨季、日本初輸出を果たした米国向けについては、消費者に好評だったため、輸出量を15倍に増やし、販路拡大を図る。

 県やJA、ジェトロ関係者が4日、県庁で記者会見した。オーストラリアに輸出するのは、県内主力品種の「刀根早生」と「平核無」の2種計約1トン。国に園地登録した九度山町の2園地と、かつらぎ町の県農林大学校で生産している柿で、5日収穫分から出荷する。

 同国への柿輸出は2004年に解禁されたが、植物検疫面から臭化メチル薫蒸処理を条件としていたため、品質低下や手間が課題となり、輸出できていなかった。今回、同国関係者らが県内園地を視察し、病害虫の予防が十分にされていることなどから、今年1月に条件緩和を決定した。

 柿は同国で生産しているほか、主にニュージーランドから約500トンを輸入しているが、日本は季節が逆で流通時期が異なることから、商機があるとみた。オーストラリア産は1キロ当たり880円ほどで販売されているが、県産はニュージーランド産の1240円前後を目標にしているという。


写真【オーストラリアに県産柿を初輸出すると発表する関係者(4日、和歌山県庁で)】

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