AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

南国でホップ実る 田辺のビール会社が試験栽培

 和歌山県田辺市上の山1丁目のクラフトビール会社「ボイジャーブルーイング」で、今年植えたホップに実がなり、来客を珍しがらせている。

 ホップはアサ科カラハナソウ属のつる植物。ビールの原料で苦味や香り付けに使われる。ヨーロッパ原産で、日本では北海道や本州中部以北の高原地帯などで栽培されている。

 同社で育っているホップは3種類1本ずつ。高さ約2メートルのつるに直径4センチの実が50個ほどついており、今後100個ほどの実がなる見込み。日本のビールメーカーは粒状にしたホップを外国から輸入することが多く「実の状態で見られるのは珍しいだろう」と社内に植えた。

 主に栽培しているのは、昨年11月から同社で働き始めた、奈良県出身の西崎翔さん(28)。3年前から趣味で、岩手県の知人から分けてもらった苗を奈良県で栽培している。今年、田辺市に移してみようと同社で試験的に栽培を始めた。

 西崎さんは「環境に順応させるのが難しく、奈良で1年目は実がならず育たなかったものもあったが、実ができると感動もひとしお。うまくいけば将来、収穫イベントなどもしてみたい。地域の人が育てたホップを使用したクラフトビールも夢ではない」と話している。


写真【伸びたつるに実を付けたホップ(田辺市上の山1丁目で)】

更新)