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センダンをケヤキの代替品に 和歌山森林管理署が植栽試験

 和歌山森林管理署(田辺市新庄町)は、木目が美しく成長が早いセンダン(センダン科)を高級木材ケヤキ(ニレ科)の代替品として使おうと植栽試験を続けている。近畿中国森林管理局全体で取り組んでおり、紀南地方が栽培に適していることが分かってきた。

 近年、林業関係者の高齢化や立木価格低迷による採算性の悪化、環境保護によって輸入広葉樹の確保が難しくなるなど、林業を取り巻く環境は厳しくなっている。対策の一つとして、成長が速く短期間(15〜20年)で伐採でき、優れた材質で合板などの加工木材の原料に適しているセンダンの栽培に目を付けた。萌芽(ほうが)するため、伐採後に植栽が必要ないのも利点としている。

 森林管理局では2015年から取り組んでいる。和歌山森林管理署では16年4月からスタート。肥料の有無は初期成長に影響はあるが、大きくなると差が縮小するため、無肥料でも栽培が可能とみている。適地の条件は降水量が多く、気温が高い、土壌が柔らかい、透水性が高いことなどを上げている。ただ、シカの嗜好性があり、食害対策は必要と指摘している。


写真【センダンの成長具合を調査する職員(和歌山県すさみ町佐本東栗垣内で)】

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