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駅前広場の活用進める条例案発表 田辺市

 和歌山県田辺市は8日、JR紀伊田辺駅前の弁慶広場の活用を進める条例案を発表した。市街地のにぎわいや市民の憩いの場づくりが目的。活用の決まりを定め、広く利用を呼び掛ける。条例案は14日開会の6月市議会に提出する。

 弁慶広場(約407平方メートル)は、市が2013年9月に整備した。ところが、18年3月末までのイベント利用は10回程度。自治体などが後援して公共性が高く、営利目的でないもののみ許可していたため、活用の幅が限定されていた。

 条例案では、市長の許可があれば民間であっても物品の販売会、映画の撮影、参加料を取るイベント開催などができるようにしている。

 すでに、市は昨年から運用基準の見直しに着手した。広場ではまちづくり会社と民間団体の連携で、地元産品を販売するマルシェや音楽ライブを開催している。4月にも商店街のイベントと連動したマルシェがあり、多くの来客でにぎわった。条例はそういった動きを加速させる狙いがある。

 広場の使用料は原則無料。ただし、物品販売や商業的な映画撮影、興行など営利目的の場合は使用料を設ける。条例案では午前8時〜正午が2670円、正午〜午後6時が4010円、午後6時〜9時が2千円、午前8時〜午後9時は8680円。

 駅から徒歩10分圏内の約1・4平方キロは、国の「景観まちづくり刷新モデル地区」に指定され、施設整備や改修が計画されている。一方で、増加している観光客を地域活性化につなげるソフト面の対策が課題となっている。


写真【にぎわい創出が期待されているJR紀伊田辺駅前の弁慶広場(和歌山県田辺市湊で)】

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