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新宮城復元へ対策委員会 新宮市、資料求め懸賞事業も

 和歌山県新宮市は、新宮城の復元に向けて必要な資料を集めるため、資料提供者に謝礼をする「懸賞事業」を計画している。事業の実施方法などについて検討するため、官民でつくる「新宮城復元対策委員会」が15日に発足。市は11月をめどに懸賞事業を始めたいという。

 新宮城は熊野川の河口近くの山に築かれた紀州藩新宮領統治の拠点。明治の廃城令を受けて建物はすべて取り壊されたが、立派な石垣が残っている。2003年に「新宮城跡附水野家墓所」として国の史跡に指定。昨年には、公益財団法人日本城郭協会(東京都)の「続日本100名城」にも選ばれている。

 市役所で開かれた復元対策委員会の初会合では、田岡実千年市長が「最終の目標である新宮城の復元は、市のシンボルとして市民に夢と希望を与え、観光振興の起爆剤にもなる壮大なプロジェクト。来年は(新宮領主である)水野家入部400年の記念の年を迎えることから、内外に広くアピールする絶好の機会。夢の実現に向けて官民共同で前進したい」などとあいさつ。新宮城を研究している人ら民間7人、市議5人の計12人に委員の委嘱状を手渡し、須川倍行委員長に、懸賞事業の実施方法や水野家入部400年事業との連携について検討するよう諮問した。

 市企画調整課によると、諮問機関「新宮城跡に関する復元調査委員会」が2016年2月、資料を見つけるために懸賞事業に取り組むことを答申しており、今回の委員会設置はそれに基づいた取り組み。答申では天守についての資料が1千万円、大手門が500万円、櫓(やぐら)が200万円という懸賞金額を提案している。


写真【新宮城の復元を目指し、資料収集の懸賞事業などについて検討するために発足した対策委員会(15日、和歌山県新宮市で)】

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