AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

汚名返上へ県条例検討 飲酒死亡事故最悪の和歌山

 2017年中に和歌山県内で発生した交通死亡事故に占める飲酒運転の割合は17・1%で、全国最悪だったことが分かった。県はこれを受け、飲酒運転根絶に向けた条例づくりなどを進める。仁坂吉伸知事は「何とも不名誉な1位になった。飲んだら乗らないことを徹底してほしい」と話している。

 県内では17年中、35件の死亡事故があり、このうち6件が飲酒運転によるものだった。この割合は全国平均の6・3%を大きく上回った。

 県は06年にも全国最悪の24・1%(死亡事故54件中飲酒運転事故13件)となったことがある。飲酒運転根絶のキャンペーンを実施し、09年は飲酒運転による死亡事故がゼロになるなど改善。しかし、近年再び悪化し、14年は14・3%(35件中5件)で悪い方から2番目に。15年は10・3%(39件中4件)で4番目、16年は8・3%(36件中3件)で12番目となり、17年は再び全国最悪となった。飲酒運転による死亡事故件数でみても、06年より後では最多となった。県によると、県内に公共交通機関が発達していないことも一因とみられるという。

 仁坂知事は10日の定例記者会見で「これはいかんという状況に来たので、もう一回、総県民覚醒運動をやる。条例を制定して義務を課すことも考えないといけない」と話した。


写真【飲酒運転根絶を目指し、和歌山県が飲食店などに配布する胸ポケット用の札】

更新)