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ヒジキ種苗大量生産へ 和歌山県が技術開発

 和歌山県水産試験場(串本町)は、海藻ヒジキの増殖・養殖用人工種苗の大量生産技術を開発した。育苗の初期を陸上の水槽で育て、その後海上いかだへ移すという方法。7センチ前後まで育てた苗を磯へ移植した結果、2カ月で平均全長が50センチ以上に成長した。試験場は「すぐに現場に展開できる。磯焼け対策の植栽や養殖用に使ってもらいたい」と期待している。

 今回開発した種苗の生産方法は、ポリエステル製テープを使って受精卵を着け、それを陸上の水槽で2カ月間育てた後、海上のいかだでさらに6カ月育苗する。

 比較的簡単な手法だが、育苗期間が長期(8カ月)にわたり、その間、他の海藻類など不純物を取り除く必要があり、省力化が今後の課題になっている。さらに、磯への移植では苗が着いたテープが剥がれ落ちることもあり改良が望まれている。

 磯ではなく、海上いかだでそのまま養殖した場合は、2カ月で同様に平均全長50センチ以上に成長したが、不純物の付着があって品質が安定しなかった。対策を考える必要があるという。


写真【磯への植栽試験で成長したヒジキ】

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