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「建物型」の避難タワー建設 田辺市が今夏着工

 和歌山県田辺市は今夏にも芳養松原1丁目で、津波避難タワーの建設に着手する。高さ9・7メートルの鉄骨構造で、最大級の地震で予想される浸水深より3・4メートル高い。屋根と壁を備えた避難スペースを設ける。完成は来年3月の予定。

 市は、南海トラフ地震など大地震が起きた場合、津波の到達時間までに歩いて高台に避難できない「津波避難困難地域」解消のため、4地区でタワー建設を計画している。

 芳養松原1丁目の避難困難地域対象人口は47人。第1波は14〜19分で到達すると想定されている。タワーの屋内面積は72平方メートル。100人を収容できる。建設は市内で2例目で、「建物型」は初めて。

 建設予定地は海沿いの市有地で、周囲には住宅地と空き地が広がっている。位置的に住宅側からは海に向かって避難することになる。

 松原町内会の山本とし子会長は「周辺住民は歩いて3分程度で避難できる。これだけ近いと、海に近いことは気にならない。建設が決まり、地元も喜んでいる。地震はいつ起こるか分からない。早く建ててもらいたい」と話している。

 市は2021年度までに江川、会津川左岸地区(片町、本町、紺屋町、高雄1丁目)、文里1丁目にもタワーを整備する。


写真【津波避難タワーのイメージ図】

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