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失敗恐れず夢持って 小学生がトップアスリートに学ぶ

 競泳の北京オリンピック銅メダリスト、佐藤久佳さん(31)とフットサル元日本代表の小宮山友祐さん(38)が11日、和歌山県田辺市中辺路町栗栖川の中辺路小学校を訪れ、「夢の教室」を開いた。

 「夢の教室」は、日本サッカー協会がトップアスリートを特別講師「夢先生」として小学校に派遣するプロジェクト。田辺市では2013年度から市内の小学校を対象に実施している。

 中辺路小学校では、同小5年生9人と近野小学校5、6年生4人が参加。佐藤さんが夢先生、小宮山さんがアシスタントとなり、体育館で児童とゲームをした。

 手をつないで「だるまさんが転んだ」をするなど、全員のチームワークが重要なゲームをした。攻略するために皆で意見を出し合い、協力し合って一つのことを成し遂げる楽しさや大切さを学んだ。

 その後、教室で佐藤さんが講演。最初に、銅メダルを獲得した北京オリンピック男子400メートルメドレーリレー決勝の映像を流し「オリンピックでメダルを取る」という夢を実現させるまでの道のりを振り返った。

 佐藤さんは北海道出身。高校は東京都の水泳の強豪校に入学したが、なかなか記録が伸びず、寮を抜け出して実家に帰ったことがあった。その際、母親が泣いた姿を見て、周りで支えてくれている人のために頑張ろうという気持ちになり、高校総体優勝を目標に努力し、達成することができたという。

 「オリンピックでメダルを取ることが夢になったのも、応援してくれる人が喜んでくれることが自分の最大のご褒美だったから。夢は必ずかなえられるわけではないが、目指して努力する過程に意味がある。失敗しても何が悪いか考えることが大切なので、失敗を恐れないで」と語り掛けた。


写真【一緒にゲームをする「夢先生」の佐藤久佳さん(中央)と子どもたち=11日、和歌山県田辺市中辺路町栗栖川で】

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