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南方熊楠の企画展、盛況 東京・国立科学博物館

 東京都台東区の国立科学博物館の企画展「南方熊楠―100年早かった智の人」(和歌山県田辺市など主催)の来場者が、先月19日の開幕から3日までの開催10日間で2万6614人となった。同規模の企画展としては盛況で、グッズの売り上げも好調という。

 熊楠(1867〜1941)は世界的な博物学者。和歌山市出身で、ロンドン留学から帰国後、田辺市を後半生の研究と生活の拠点にした。

 企画展には、田辺市中屋敷町の南方熊楠顕彰館から熊楠の日記や書簡、抜き書き(さまざまな文献からの筆写ノート)など約70点を出展。他にも熊楠がライフワークとして取り組んだ「菌類図譜」など幅広い分野の資料を展示している。

 国立科学博物館によると、来場者は開幕から6日間で1万人を突破。年明けも人気は継続し、3日は最多の4652人が訪れた。同館では2006年10〜11月にも熊楠の企画展を開いたが、「来場者は今回の方がはるかに多い」という。

 人気上昇の背景には、熊楠の知名度が高まったのに加え、SNSの普及がある。来場者が展示物を写真撮影できるためSNSにアップし、情報が広まりやすくなったとみている。


【連日、大勢の来場がある国立科学博物館の南方熊楠をテーマにした企画展(東京都台東区で)】

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