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闇に流れるたいまつの炎 串本、雷公神社

 和歌山県串本町樫野、雷公(なるかみ)神社の例祭では宵宮の8日、町内唯一の火祭り神事「走り詣(まい)り」があった。たいまつを手に持った青年ら約30人が地区内を駆け巡り、暗闇の中を炎が流れた。

 1107(嘉承2)年、浜に流れ着いたご神体を寺の和尚がたいまつを掲げて迎えたことが由来とされ、豊漁や家内安全を祈る祭り。走り詣りの担い手が高齢化などで減少していることから、近年は紀伊大島にある航空自衛隊串本分屯基地(串本町須江)の隊員に加わってもらっている。今年は隊員15人が参加した。

 神社で神事や樫野祭典部による獅子舞奉納の後、午後9時ごろに神社で迎え火を手にした1人が約1キロ離れた樫野集会所へ向かい、待機していた人らのたいまつに火を移した。点火したたいまつを持った若者らが列を作り「詣るぞー」と大声で叫びながら走りだした。階段を上がり神社に詣った後は「詣ったぞー」と叫びながら降り、大竜寺に立ち寄って集会所に戻った。


写真【たいまつを手に階段を駆け上る若者ら(和歌山県串本町樫野で)】

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