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ハチに刺されて重傷相次ぐ すぐに適切な治療を

 和歌山県田辺市消防本部管内で、ハチに刺されてアレルギーの過剰反応「アナフィラキシー」を起こし、救急搬送されるケースが相次いでいる。すでに6〜9月で13件発生。この時季スズメバチなどが攻撃的になり、巣に近づいただけで襲われることもある。市消防本部の横矢悟指導救命士(47)は「ハチに刺されて体調不良があった場合は、軽く考えず、すぐに119番通報してほしい」と注意を呼び掛けている。

 市消防本部によると、スズメバチやアシナガバチ、ミツバチなどに刺されたことによる119番通報は、6月1件、7月5件、8月3件、9月4件。畑や自宅の庭、山林などで刺され、アナフィラキシーの症状が出た。軽症で済んだ場合が多かったが、中には心肺停止となり重症化したケースも1件あった。愛媛県では9月中旬、高齢の女性がスズメバチに刺され死亡した。

 横矢さんによると、過去にハチに刺された回数が多いほど、再度刺されたときのアレルギー反応は激しくなるという。

 また、アナフィラキシーの症状は15分ほどで出始めるといい、血圧低下や発疹、嘔吐(おうと)などがあり、進行すると喉の腫れにより呼吸ができずに心肺停止に至る。応急手当てとして医療機関で処方される自己注射薬「エピペン」を携帯しておくことも重要という。

 横矢さんは「エピペンは、あくまで医療機関を受診するまでに、症状の悪化を抑えるもの。投与しても、すぐに適切な治療を受ける必要があり、使用期限にも注意してほしい」と話している。


写真【民家の柿に飛来したオオスズメバチ(和歌山県白浜町口ケ谷で)】

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