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ヒ素とセレンの処理終える 建設中のトンネル

 和歌山県田辺市中芳養の県道芳養清川線で建設工事中の中芳養トンネルの土から、自然由来のヒ素とセレンが国の基準値を超える濃度で検出された。健康に被害を与える濃度ではないといい、県は掘削した土砂を専門の処理施設に運搬した。トンネルは10月の完成を見込んでいる。

 西牟婁振興局建設部によると、トンネルを掘る山を土壌検査したところ、検液1リットル当たりヒ素が0・018〜0・07ミリグラム、セレンが0・014〜0・03ミリグラムの濃度で検出された。ヒ素とセレンは元々土の中などにあるもので、ともに0・01ミリグラムの濃度が国の基準値となっている。

 県は、基準値以上のヒ素とセレンが検出された段階で地元の区長や役員らに検査結果を説明。その後、掘削した土砂を大阪府の処理施設に運搬しながらトンネルを掘り進め、昨年12月に貫通した。処理施設に運んだ土砂は計約1万2千立方メートルに上り、土の比重に換算するとおよそ2万トン余りという。

 県はこれを受け、12日に開会する県議会9月定例会で、県道芳養清川線改良工事の契約金に約4億9千万円を追加。約12億円とする議案を提案する。


【国の基準値を超える濃度のヒ素とセレンが検出された、建設途中の中芳養トンネル(和歌山県田辺市中芳養で)】

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