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釣っとコラム ザリガニの話をしよう!

 先日あった田辺市の生涯学習フェスティバルで、環境省が環境学習の一環で行ったイベント「アメリカザリガニ釣り」に協力した。2日間で延べ約1200人の子どもらが訪れ、盛況のうちに終わった。

 スルメを餌に短い竹ざおで釣り上げる単純なものだが、これが結構面白い。子どもたちが目を輝かせ夢中に大物を狙う姿が印象的だった。中には大人顔負けで何匹も釣り上げる”太公望”もいた。

 アメリカザリガニは90年ほど前、ウシガエル(通称・食用ガエル、特定外来生物)の餌として日本に持ち込まれた。誰もが一度は手にしたことがあると思う外来種で、今では最も身近な生き物になっている。しかし、在来の水生生物を絶滅に追いやったり、稲やレンコンなどを食害したりするため、緊急対策外来種に選定され、積極的な防除が急がれている。

 子どものころ、田んぼの溝などでコンコ(ダイコンの漬物)を餌にザリガニ釣りを楽しんだ。小さくて褐色をしたのがニホンザリガニ、赤くて大きなものがアメリカザリガニと思い込み区別していたのを思い出した。この二つはアメリカザリガニの幼体と成体の違いだけである。ちなみにニホンザリガニは、北海道や東北に生息する日本特産種で、紀南地方には生息しない。

 近年、雌1匹で子孫を増やすことができるザリガニの仲間「ミステリークレイフィッシュ」が国内で見つかり、新たな脅威になっている。最強最悪のザリガニである。

 環境省の高橋優人自然保護官は「親子連れが多かった。家に帰ってから、外来種について少しでも話題にしてもらえたら」と話している。 (海)


写真【アメリカザリガニ釣りを楽しむ子どもたち(田辺市高雄1丁目で)】

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