AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

釣っとコラム 寒波で魚「受難の年」

 「ヘラヤガラとハナミノカサゴ食べられますか?」

 京都大学瀬戸臨海実験所の久保田信准教授から問い合わせがあった。

 久保田准教授は実験所近くの北浜海岸で定点観測をしている。今年は寒波の影響で海水温が低下、熱帯魚たちが次々と北浜に打ち上がっている。

 1月20日ごろから”凍死魚”が増え始めたといい、その種類もさまざまで30種近くになる。目立ったのはハナキンチャクフグやミノカサゴの仲間キリンミノだった。

 普段は集めて地中に埋めて処理しているが、中には息も絶え絶えの魚がいるようで、新鮮なものを拾ってきたようだ。

 「ヘラヤガラとハナミノカサゴは食べられます。ミノカサゴはおいしいです」と、塩焼きをすすめた。

 取材で訪れた時には全長40センチほどのヒブダイが死んで打ち上がっていた。食べられるかと聞かれたが「いつ死んだか分からないのでやめてください」と制止した。

 後日、味の感想を聞いてみると、塩焼きで食べたミノカサゴは絶品だったようで「おいしかったです」を連呼していた。煮付けにしたヘラヤガラは小骨が多くてイマイチだったようだ。(海)

写真【瀕死(ひんし)の状態で北浜海岸に打ち上がったハナミノカサゴ】

更新)