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「梅より団子」

 花の少ない早春は、ロウバイ(蝋梅)が咲くのが楽しみだが、今年は例年と少し様子が違う。昨年の台風で塩分を含んだ風を浴びたため、枝の先端が枯れて元気がない。風当たりが弱かった低い場所にある枝がかろうじて何輪か花をつけている▼見渡すと、近所の梅畑にも花が少ない。果樹技術者協議会の調査では、みなべ町の海岸に近い園地は塩害で枝が枯れたりつぼみが少なかったり。風の通り道になった田辺市の芳養谷でも被害が出ているという▼みなべ町晩稲の南部梅林が2日に開園し、田辺市上芳養の紀州石神田辺梅林も9日から営業を始める。南部梅林では、観賞用の早咲きの梅がもう五分咲きから満開という。南高梅の開花時期は平年並みというから、見頃は南部梅林で2月中旬、田辺梅林は下旬になりそうだ。満開の季節には周囲の山々がかすみが掛かったように華やぐから楽しみだ。本紙では毎日の紙面に開花情報を掲載し、ネットの特設ページも更新するので参考にしてほしい▼観梅の名物といえば芋餅。あんが入った軟らかい餅にきなこがたっぷりまぶしてあり、素朴な味わいで人気だ。南部梅林では、駐車場から梅林入り口に向かう坂道の途中に店があり、行列ができるほど繁盛している。田辺梅林では園内の売店で販売しているが、午前中に売り切れることが多い▼結局のところ「花より団子」なのだが、それも観梅の楽しみの一つである。(長)


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