AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

「キャッシュレス社会」

 NTT西日本が白浜町の観光スポットで、スマートフォンを使ったQRコード決済の実証実験を始めた。外国人観光客が対象だが、身の回りでもこれからキャッシュレス化が進みそうだ▼海外ではクレジットカードを含むキャッシュレス決済が浸透。中国では支払いの6割、韓国では9割を占めるという。白浜町で導入される中国のアリペイは、7億人が利用しているそうだ。それに対して日本人は現金決済を好み、キャッシュレスは2割程度という▼国内で最も浸透しているサービスの一つがJR東日本のSuica(スイカ)に代表される交通系のICカード。改札にかざすだけで切符なしに通過できる便利さはもう手放せない。飲料の自動販売機やコンビニで買い物ができるのもいい。前払い方式なので、万一カードを紛失しても、入金した範囲の損害で済むので安心だ▼一方で、キャッシュレス化への不安もぬぐい切れない。クレジットカードの利用でお金の管理がルーズになり、気が付いたら多額の借金をしていたという話も聞く。零細事業者にとっては決済手数料が大きな負担になる▼身の回りではネット通販の最大手アマゾンのスマホアプリにいつの間にかQRコード決済の仕組みが入り、通信アプリのラインで機能が設定できるようになった。今後、あっという間に手のひらに載るスマホがお金の流れを変えてしまうのではないか▼その功罪の点検が怠れない。(長)

更新)