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「墓参りと熱中症」

 かかりつけの医院に行くと、診察もそこそこに主治医から「熱中症に気を付けてくださいよ。とくにお盆のお墓参りが危険です」と言われた▼聞けば、先日も墓掃除に出掛けた人が倒れ、タクシーで運び込まれたそうだ。嘔吐(おうと)が続き、水分補給もできない状態で、即座に処置をしたという。大事には至らなかったそうだが、毎年、この時季には墓の掃除や墓参り中に倒れて搬送される人がいるという▼熱中症も怖いが、それをきっかけに発症することの多い脳梗塞や心筋梗塞はなお怖いという。高齢者だけでなく若い人にもその懸念があり、素早い対応が生死を分ける。過去に何度か熱中症予防の講習会を受け、その危険性は理解していたつもりだが、こんな話を聞くと、その恐ろしさが身に染みて理解できる▼8月に入っても猛暑日が続く。海に近い所は風が入って多少はしのぎやすいが、それでも今年の暑さは特別だ。室内でも水分と塩分の補給を欠かさず、日課の散歩は日が落ちてからにしているが、それでも汗が噴き出る▼屋外で農作業をする人や植木職人らは、それぞれの経験から首にタオルを巻き、大きな日よけ帽をかぶって暑さを和らげている。頻繁に休憩時間を取り、水分の補給にも努めているという▼墓掃除や墓参りはほんの短時間、というところに落とし穴があるのかもしれない。日中の暑さに慣れていない高齢者は、とりわけ用心が必要だ。(石)


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