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「昼寝のある部活」

 僕が関係している大学のアメリカンフットボール部から、学内で実施する短期合宿の予定表が送られてきた。その内容が新鮮だ。紹介しよう▼起床は午前5時。6時から体調管理シートを記入し、あんパンとジュースの補食を済ませて7時10分から1時間の全体練習。その後に朝食を取り、10時から11時半までは昼寝▼昼食後は小休止の後、空調が完備した施設で1時間の筋力トレーニング。その後、16時までは戦術関係のミーティング。16時半すぎからパートごとに練習し、17時15分から18時半までは全体練習。夕食と入浴を済ませて1時間のミーティング。就寝は22時▼グラウンドでの練習は早朝と夕方の約3時間。準備とクールダウンの時間を入れても4時間弱。練習は密度が濃く、集中して続くが、予定表だけを見れば、これが毎年、日本一を競う実力校の合宿とは思えないほどだ▼早朝練習では近隣への迷惑を考えて大きな掛け声や笛は禁止。もちろん、水分やサプリメントの補給時間も設けている。昼寝の導入も含めて栄養と休養、睡眠のバランスを考えたチームの方針である▼大学や高校の部活には、長時間の練習で部員を追い込むのが指導という考え方が根強い。それを熱心な指導者と誤解している保護者も少なくない。しかし、このチームはそれとは正反対の指導法で効果を上げている▼ここにもっと目を向ければどうか。工夫のあるところに道は開ける。 (石)


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