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「加計学園」

 11日は、加計学園の獣医学部新設計画や森友学園への国有地売却をめぐって紛糾する衆院予算委員会を中継するテレビ画面から目が離せなかった。

 ▼注目したのは加計学園の問題。政府に獣医学部の新設を働き掛けていた愛媛県や今治市の職員らが2015年4月、当時、首相秘書官だった柳瀬唯夫氏らと首相官邸で面会し、助言をもらったと記した県の文書をめぐるやりとりだった。

 ▼朝日新聞のスクープで明るみに出た文書には、具体的な助言の内容が記され「これは首相案件」という柳瀬氏の発言も記録されていた。文書を作成したのは面会に同行した愛媛県の職員で、知事も記者会見で「これは備忘録」と認めている。

 ▼ところが、当の柳瀬氏は「記憶にある限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない」と面会自体を否定している。しかし、今治市の文書にも市の職員が首相官邸を訪れたことが記されており、内閣府も面会の事実を確認している。

 ▼もし、これが事件の取り調べだったら、当局はどんな判断をするだろうか。一方が面談して助言を受けたと明らかにし、片方は自身の記憶だけを頼みにそれを全否定する。どちらの言い分を採用するかは明白ではないか。

 ▼それとこれとは話は別だというのなら、柳瀬氏を証人として国会に喚問して真実を明らかにすればよい。事実が表に出れば、問題の核心も明らかになる。それをするのが国会の責務ではないか。 (石)


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