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「それぞれの愛車遍歴」

 「愛車遍歴」というテレビ番組が最近のお気に入りだ。車好きのお笑いコンビと女性モータージャーナリストの司会で、芸能人やスポーツ選手らがこれまで乗ってきた愛車を振り返る。青春時代の歌がその時々の出来事とともに記憶に残るように、車にも人それぞれのエピソードがあり興味深い。

 ▼1台の車を長く乗る人や車検を受けることなく頻繁に乗り換える人、収入が安定するにつれて高級輸入車やスポーツカーに移っていく人など、好みもさまざまだ。

 ▼番組の見どころは、ゲストが若い頃に乗っていた古い車を探し出してきて運転してもらうコーナーだ。数十年前の懐かしい国産車が毎週のように登場する。大衆車なのに、いまでも新車当時と変わらないような値段で取引されている車もある。そういった車を大切に乗り続けているオーナーがいること、中古車としてまだ販売されていることに感心する。

 ▼車の性能向上は目覚ましく、旧車はエンジンの出力をはじめ静粛性や走行安定性、燃費などほとんどの面で現在の車にかなわない。それにもかかわらず強く引かれるのは、そこに思い出が詰まっているからだろう。

 ▼大学の同級生と3人で卒業旅行をした車、チャイルドシートに子どもを乗せて走った車…。自分にもそれなりの遍歴がある。幸いなのは、その中で事故の思い出をつくらずに済んでいること。この先運転免許を返上するまでにあと何台乗れるだろうか。 (長)


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