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「子どもの作文」

 本紙は週3回、子どもたちの作文を掲載している。田辺・西牟婁国語科研究会の「創作会」で入賞した53編の中から、担当の先生方が新聞掲載用に推薦してくれた作品だ。子どものみずみずしい感性と純粋さが伝わり、思わず表情が緩む。

 ▼北富田小3年の辻陽向君は、お母さんの誕生日プレゼントについて書いた。地元のスーパーに出掛け、500円の予算で悩んだ末にサンマを選ぶ。「ただのサンマちがうで塩サンマやで」「めっちゃうまいで」。家族団らんの食卓が目に浮かぶ。お母さんにとっては思い出の誕生日になったことだろう。

 ▼芳養小4年、片倉結菜さんは「新しい家族」の題で、お母さんから赤ちゃんができた報告を聞いた時の喜びをまとめた。「いいお姉ちゃんになりたい」「生まれてくる弟や妹にいろんなことを教えてあげたい」。優しい気持ちが文章にあふれている。

 ▼中芳養小3年、原崎玲奈さんの「おまわりさんがやってきた」は、その行動力が素晴らしい。通学路の横断歩道は、白線が消えかかって危ない。田辺署長に写真や地図を付けて手紙を送ったら、後日、若い警察官が自宅に来て補修を約束してくれたという。

 ▼作文はここまでだったが、1日付本紙に横断歩道が補修された記事が掲載された。心温まる「物語」が完結し、すがすがしい気分になる。

 ▼作文はこれから小学校の5、6年生、中学生へと続く。どんな秀作に出合えるか、楽しみだ。 (河)


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