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「大地震への心構え」

 最近の新聞紙上では、近い将来に発生が懸念される南海トラフ巨大地震関連の記事が目につく。

 ▼22日付の紀伊民報は「県が南海トラフ地震が起きた後の、次の巨大地震に備えた復興計画手引案をまとめた」と報じ、27日付朝日新聞は、内閣府の試算として「南海トラフ巨大地震が発生した場合、最大で684万戸が全半壊し、被災者のための仮設住宅が205万戸必要になる」と伝えている。

 ▼205万戸という規模は大き過ぎて見当もつかないが、阪神大震災での仮設住宅は約4万8千戸、東日本大震災のそれは約12万4千戸。双方の数字を見比べると、途方もない被害であることはよく理解できる。

 ▼そんな折りに、名古屋大学教授、福和伸夫さんの新著『次の震災について本当のことを話してみよう。』(時事通信社)を読んだ。ここにも「南海トラフ大地震は、最悪の場合、国民の半数が被災者になる可能性がある。内閣府の想定では、最悪で死者32万3千人」「この地震はいつか来るかもしれないではなく、必ず来る」「首都圏を襲う大地震も懸念される」などとして、そうした事態を「わがこと」として受け止め、防災を考えなければ、と主張している。

 ▼わがこととは何か。行政を頼るだけでなく、自ら行動することだという。例えば、家具の転倒防止対策や住宅耐震化のための、毎日50円の節約運動。そんな身近なことでもよいという。それなら僕にもできそうだ。 (石)



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