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「スマホ中毒」

 「スマホ中毒」「スマホ依存症」という言葉を実感することがしばしばある。混雑している電車内では、右を見ても左を見ても携帯電話を触っている。

 ▼友人と連絡を取り合っている人、情報を検索している人、ゲームに興ずる人。それぞれが時間を有効に使っているつもりだろうが、その人数が多いと異様な光景に映る。つい先日も、レストランにグループで来店したのに、ほとんど会話もせずに携帯画面と向き合っている若者たちを見た。風呂場にまで機器を持ち込む人もいるという。

 ▼昨年度の文部科学省の調査によると、裸眼の視力が1・0に満たない子どもは小学校で31・46%、中学校で54・63%、高校では65・98%と過去最悪を記録した。同省は「スマートフォンやテレビゲームによる影響が大きい」と分析している。

 ▼歩きスマホによる事故も多発している。駅のホームから落ちたり、人やものとぶつかってけがをしたり、トラブルにつながる例もある。7月下旬には、神戸市のJR駅ホームで歩きながらスマホを操作していた女性が見知らぬ男に体当たりされ、一時意識不明の重体となった。

 ▼このような状況は、日本だけではないようで、米国ではすでに歩きスマホを条例で禁止し、罰金を課す都市もあるそうだ。

 ▼問われているのは使う側の節度である。自制が利かないようでは、文明の利器を使いこなしているとは言えまい。超アナログ派の私はそう考えている。 (河)



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