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「投票に行こうぜ」

 田辺市議選が始まった。同時選となった市長選は、現職の真砂充敏氏が無投票で4選されたが、市議選には現職16人、新顔10人が立候補し、22の議席を目指して活動している。

 ▼この機会に、戦後、日本が再出発してからの歴史を振り返ると、婦人に参政権が認められ、第1回の知事市町村長選があったのが1947年4月。その月には初の市議選も行われた。

 ▼自分の1票で代表が選べる。新しく選挙権を手にした人たちは熱狂して投票に参加した。田辺市議選の1回目、47年の投票率は85・40%、51年の2回目が94・92%、55年の3回目が92・15%。数字を見ただけで期待の高さがうかがえる。

 ▼ところが90年には80%を切り、旧田辺市最後の市議選となった2002年では75・33%。新たに5市町村が合併して発足した田辺市の市議選も1回目こそ78・51%だったが、2回目は71・02%、3回目は65・77%である。

 ▼どうして投票率が低下するのか。「魅力ある候補がいない」「議員を代えたぐらいでは政治は変わらない」という声も聞く。しかし、自治の主人公である市民がそっぽを向いて市政が成り立つのか。あなた任せの姿勢で住みよいまちができるはずがない。

 ▼地方はいま、数多くの難問を抱えている。それに伴い議会の役割も大きくなっている。そこに民意を示すのが市民の使命である。わがまちの明日を心配するのなら、まずは投票に行こう。すべてはそこから始まる。(石)


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