AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

「天下大乱」

 このところ、内外の重大ニュースに振り回されている。

 ▼国内では、森友学園の理事長だった籠池泰典という人物に、安倍首相夫妻や財務省がからんで騒動になったニュース。理事長本人の小学校設置申請取り下げで、政府の望む落着が視野に入ってきたようにも見えるが、これで半年後には誰も思い出さない事件に終わるのか、それともさらなる展開があるのか。

 ▼経済面では高度成長時代の日本をリードした東芝が、末期的症状を呈している。不正経理問題発覚に続き、出資した米原子力事業で決定的な打撃を受けた。時代の流れを読み切れなかった名門の悲劇だ。

 ▼国際面でも多彩なニュースが世界を揺さぶった。北朝鮮が仕掛けたという金正男氏の暗殺は、最高指導者による肉親殺しだけに、衝撃度は特大だった。しかし、この前後に行われた北のミサイル実験の方がはるかに重大だという専門家は多い。狂気の指導部を頂く北が、核戦力とミサイル技術で格段に進歩し、現実の脅威になり始めているからだ。

 ▼こんな時にこそ一致団結しなければならないはずの日米韓三国だが、韓国の朴大統領が罷免された。親北と反日の要素が強い野党代表が新大統領に選ばれると、慰安婦問題の日韓合意はもちろん、西側の外交に大きな影響は不可避だろう。

 ▼北に決定的な影響力を持つ中国も、口と腹の中はかなり違う。世界の相互影響が強まる中で、日本外交も正念場を迎えている。 (倫)



更新)